【藤井淳志選手 引退セレモニー】
藤井「デッドボールに始まり、見逃し三振に終わった16年間でしたが、中身は濃かったような気がします」
本日、このような素晴らしい舞台を用意していただいた中日ドラゴンズ関係者の皆様、大事な試合にも関わらずこの試合で引退試合相手してくださったヤクルトの関係者の方々、そしてファンの皆様、お世話になったたくさんの方々に心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。
父親に憧れ、兄の背中を追い、小学校1年生から始めた野球、プレイヤーとしての野球に今日でピリオドを打ちます。33年という長い間、何の迷いもなく野球に取り組めたことが本当に幸せなことだと今はつくづく思います。
デッドボールに始まり、見逃し三振に終わった16年間でしたが、中身は濃かったような気がします。幸せな野球人生を送れたのも、支えてくれた家族や周りの方々のおかげだと思っています。本当は今日の試合で気持ちよく格好良く、涙涙をしたかったんですが、笑顔で終わりたいですという引退会見がこういう笑顔の形になるとは思ってませんでしたが、後輩たちが最後までやっぱり笑わせてもらいましたと、まあそれが僕のプロ野球人生を表した言葉なのかなと、自分らしくという言葉はよく言われますが、色々うまく行かなかったこと多かったような気がします。でも今こうやって引退のセレモニーをして頂けるほど長い間ドラゴンズのユニフォームを着れたということは本当に僕の誇りです。
これから新しい選手がどんどんどんどん出てくる楽しみなチームだと思うので、ぜひ今日会場に来ていただいたファンの皆様、今日は来れなかったけど応援してくださっているファンの皆様、これからの中日ドラゴンズに本当に楽しみな気持ちを持って、温かい声援を送っていただけたらなと思います。
16年という長いようで短いプロ野球生活でしたが、本当に全ての方に感謝の思いでいっぱいです。今日中日ドラゴンズ藤井淳志は卒業しますが、ユニフォームを脱いで次の人生今まで以上に人に誇れるように頑張っていこうと思います。ここまで支えてくれた皆様、本当にありがとうございました。
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