2021年10月13日 中日・山井大介投手 引退スピーチ【全文】

【山井大介投手 引退セレモニー】

山井「2007年の日本シリーズ優勝、53年ぶりの日本一、ファンの皆さんと一緒に感動したあの一瞬は、一生を忘れることはありません」

本日はこのような素晴らしい引退セレモニーを開いていただきました中日ドラゴンズの関係者の皆様をはじめ、ヤクルトスワローズの皆さん、そして球場に足を運んでくださったドラゴンズファン、スワローズファンの皆さんには心より感謝申し上げます。

私山井大介は本日をもちまして20年間の現役にピリオドを打ちます。正直こんなに長くユニフォームを着てプレーができるとは思ってもいませんでした。それも全て、陰日向となり支えてくださった家族や両親をはじめ、チームスタッフ、チームメイト、監督コーチ、ドラゴンズ関係者の皆さん、ナゴヤドーム、ナゴヤ球場のグランドキーパーの皆さん、自分の体にたくさんのケアをしていただきました多くの方々、何よりも厳しくも温かい目で叱咤激励をくださったドラゴンズのファン、皆さんがいなければ今の自分はいないと思っております。本当にありがとうございました。

もちろん野球の神様にも背中を押していただき、2013年にはノーヒットノーラン、2014年には最多勝、最高勝率、なんと言っても2007年の日本シリーズ優勝、53年ぶりの日本一、ファンの皆さんと一緒に感動したあの一瞬は、一生を忘れることはありません。プロ野球生活の歴史爪あとを少し残せたのかなと望外の喜びでもあります。記録よりも記憶に残る選手と言ってもらえたこと誇りに思います。

私は野球が上手いと思ったことはありません。ただあの人のように上手くなりたい、あの人には負けたくない、そんな思いを常に胸に目標掲げ、探求心を持って今までやってきました。努力は必ず報われるとは限りません。ただし努力しなければ前に進むこともできない。道を開くことすらできない。これから第二の人生、第二のステージが始まろうとしています。やはりそこでも自分らしく信念を貫いて、一歩一歩前に進んでいきたいと思います。

数多くあるスポーツの中で野球と言う素晴らしいスポーツに出会えたこと、本当に感謝します。

野球が好きです。大好きです。ドラゴンズが大好きです。全国のドラゴンズファン、本当にありがとうございました。

これで山井大介の現役生活はマウンドを降ります。また皆さんと出会える日を楽しみしております。20年間本当にありがとうございました。

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