2023年10月20日 阪神・岡田監督 クライマックスシリーズ優勝監督インタビュー【全文】

【試合結果: 阪神 4-2 広島】

岡田「(MVPは)打はやっぱり木浪ですかね。投は今日1番大事なとこで2イニング投げてくれた桐敷に」

放送席、放送席、そして日本全国の阪神タイガースの皆さん、2023JERAクライマックスシリーズ・セ見事優勝は阪神タイガースです。チームとして9年ぶりの日本シリーズ進出を決めました。阪神タイガース岡田彰布監督です。

(岡田)ありがとうございました。

まず岡田監督、日本シリーズ進出を決めて、この大歓声を聞いて今どんな思いでこのお立ち台に上がってらっしゃいますか?

(岡田)18日からの今日で3試合なんですけど、超満員の9割以上が阪神ファンの人がスタンド埋めてもらって、選手もシーズンよりももっとすごい歓声があるっていうか、それで震えながら投げてたみたいですけど、それほど大きい声援をもらったみたいで、本当ありがとうございました。

岡田監督、そんな特別なこの環境の中でも阪神タイガースそして選手たちはシーズン通りの野球を展開してくれたんじゃないですか?

(岡田)投手陣はシーズン通りやってくれたんですけど、打つ方はあんまりね、シーズン通り行かなかったですね。だから3戦とも結構苦しいゲーム続いたんですけど、最後はやっぱり優勝チームとして負けられないという気持ちがあったので、僅差のゲームですけど勝ち切れたと思います。

では監督、優勝決めました今日のゲームを振り返っていただきたいんですが、まずは先発の大竹が5回球数は105球でしたけれども2失点でよく粘りましたね。

(岡田)今日だけじゃないですけど、3人先発10勝した投手投げたんですけど、ほとんど初めてのこういうステージで緊張しないというのは嘘になるんですけど、その中で調子3人とも良くなかったと思うんですけど、今日は2点ですけどあとは1点1点ということで粘り強く投げてくれたのが、チームの3連勝につながったと思います。

そしてその後を受けました桐敷、2イニング跨ぎましたけれども、何か球場の雰囲気を変えてくれるような堂々としたマウンド捌きでしたね。

(岡田)なんであんな良くなったのか僕もわからないですけど、オールスター明けからブルペンに入って、短いイニングですけどそのポジションがあったみたいで、今日は2イニングというちょっと酷だったんですけど、あれで流れを同点からだったんでこっちに流れがくるそういうピッチングしてくれたと思いますね。

監督、その後は岩貞、石井、島本のリレーでしたけれども、なんとも見逃せないのはノイジー、それから中野、森下、ディフェンス、守備力非常に輝く1イニングでした。この辺りもシーズン通りじゃないですか?

(岡田)守り勝ったっていうそういうこの3試合、そういうゲームが続いたので最後紙一重のプレーと思うんですけど、今年やってきた守りから入るっていうか守備において最後1番良いプレーができたと思いますね。

最後は今シーズンの阪神タイガースの勝利を締めくくる岩崎がマウンドに上がって、ランナーは出ていましたけれども、監督はダグアウトからどのように見守っていましたか?

(岡田)ランナー出すけど打たれないんですよ。出すけど点はやらないという、そういう意味でも最後3−2なった時はちょっとドキドキしましたけど、岩崎ですから最後はやってくれると思ってました。

さてそんな投手陣をリードしてくれたのがキャッチャーの坂本でしたけれども、今日は2打点付き、大活躍でしたね。

(岡田)その2打点が4対2という2点差になったと思うので、守るだけで打つのは期待してないんですけど、そういう選手が打ってくれるとやっぱり勝ちますよね。

こういった言葉は岡田監督の愛情の裏返しだと思いますけれども、さて岡田監督、攻撃の方では4回6回7回、いずれも今シーズンの象徴でありますフォアボールが絡んでの得点となりました。この辺りもいいですね。

(岡田)この3試合、広島のピッチャーはどんどんストライクを、フォアボールを出さないというか、そういう感じだったんで、早打ちというか早い仕掛けというか、そういうことをミーティングで話してたんですけど、最後の最後でやっぱり競ってると甘いボール投げれないんで、そういうフォアボールが絡むというか、今年1年の得点したそういうスタイルが最後の最後1番大事なところで出ましたね。

さて試合が終わってまだ時間が経っていないので、この質問はどうなのかというところはあるんですけれども、岡田監督が選ぶこのクライマックスシリーズファイナルステージの投打のMVP、もし発表していただけたらお聞きしたいんですけれどもいかがでしょうか?

(岡田)打はやっぱり木浪ですかね。投は誰だろう?投は誰にしようかな?全員ですけどね、今日1番大事なとこで2イニング投げてくれた桐敷に。

今ダグアウトで嬉しそうに木浪選手が帽子を取って一礼いたしました。さて、岡田監督、結果的に3連勝アドバンテージを含めて4勝0敗でカープを退けました。改めてこの戦い振り返って総括していただけますでしょうか?

(岡田)期間が開いたんでそういう意味では準備は大変だったんですけど、やれることだけはやっておこうということで、宮崎フェニックスリーグ行ったりそういう実戦を踏んで、だから打つ方はちょっと実戦離れてたんで最初から心配だったんですけれども、ヒットは無いけどある程度得点取れたんで、そういう意味ではまだこの期間ていうのは非常に難しいんですけど、結果的に3連勝という形で終われたんで、それは非常に良かったと思います。

さあこれでチームとしては10年ぶり、岡田監督としては18年ぶりの日本シリーズ、そして日本全国のタイガースファンをその日本シリーズのステージに導いてくれました。さぁタイガースファンの皆さんは1985年以内のアレのアレに向かって大いに期待を膨らませています。岡田監督、ファンの皆さんに最後にメッセージを送っていただけますでしょうか?

(岡田)このクライマックスファイナルステージですけど、たくさんの声援もらいましてありがとうございました。まず第一段階というか最初のステージをクリアしたんで、次はパリーグの覇者とまだ決まってないですけど、どこでやるかわからないですけど、甲子園では3試合あるんで、それに向かってあと1週間ですか28日からですね、ちょうど1週間位なんですけど、もう一度打つ方も調子を上げてみんなで相手わからないですけど、とにかくもう一つ上のステージで勝ち上がれるようにがんばりますんで、また28日から応援よろしくお願いします。

2023JERAクライマックスシリーズ・セ優勝、そして日本シリーズの戦いに挑む阪神タイガース岡田彰布監督でした。

(岡田)ありがとうございました。

放送席、どうぞ。

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