2023年9月14日 阪神・岡田監督 優勝インタビュー【全文】

【試合結果: 阪神 4-3 巨人】

岡田「今日でアレは一応封印してみんなで優勝を分かち合いたいと思います」

放送席、放送席、そして甲子園球場のみなさん、全国のタイガースファンのみなさん、プロ野球ファンのみなさん、見事セリーグのペナントレースを制しました監督インタビューです。阪神タイガース岡田彰布監督にお話を伺います。18年ぶりに本拠地甲子園で6度宙に舞いました。今のお気持ちから教えてください。

(岡田)明日から広島行くんで、何とか今日甲子園でたくさんのファンの前で絶対今日決めようとみんながそういう気持ちでいっていたので、ほんとうれしく思います。

マジック1で今日迎えたゲーム、最後のアウトを取った瞬間どんな思いでした?

(岡田)難しい局面は分かっていたんですけど、1点でも勝ちは勝ちなんで、岩崎がその苦労は分かっていると思うんで、ベンチで安心して見てました。

それにしても監督、この瞬間も今シーズン最多のチーム11連勝で決めました。

(岡田)勝負は9月ってずっと言い続けていたんですけど、まさか9月にこんな強くなると思ってなかったので、ちょっと勝ちすぎましたね。だからちょっと早いかもわからないですけど、これはみんなが選手が力をつけてチームができたということで、これはもう選手のおかげと思います。

今シーズン岡田監督の掲げる守りの野球、まずは投手陣を中心にしっかりとゲームを組み立てるというゲームも多かったと思いますが、まずはこの今シーズンの投手陣についてはいかがですか?

(岡田)最初は西と青柳でいっぱい勝てると思ったんですけどね、なかなか勝てなかったんですけど。ちゃんと帽子取っといて。でもさすがに勝負の8月からはちゃんと帳尻を合わせてくれて2人で、それはさすがだと思ったんですけど、その分若い村上とか大竹、ほんとよく頑張って10勝ですから、そういう意味でやっぱりみんながピッチャー陣もカバーして、当然先発もそうですけどやっぱりブルペン陣がみんながすごいんですよ。みんなが力あるんで、だから誰を出しても勝ってるゲームは逃げ切ってくれると、まだJFKまではいかないですけどね。

その見事な投手陣に加えまして、一方の打線の方ですけれども、本当に上位から下位までどこからでも点が取れる、そんな打線だったんではないでしょうか?

(岡田)打つのは開幕からあまり打順を変えないで、この打順だったら1番点取れるかなぁっていうのがあって、それでスタートしたんですけど、優勝の瞬間までこの打順で行けたという事はやっぱりみんなが適材適所というか役割その打順でみんなが仕事をしたとそういうことで、本当に数字はそんなに良くないんですけど、だから得点とかいろんな意味で数字を塗り替えてるんで、その辺はやっぱり野手もちゃんと役割を果たして、でもまだまだもっとみんな力つけて上手くなっていくと思いますよ。

そんな中シーズンをここまで駆け抜けました。監督からご覧になってここまでの道のり、改めてどんな道のりでしたか?

(岡田)あまり苦しい時期もなかったですね。4月5月とだんだん力をつけていくかなと思ったら、5月にすごい勢いで連勝あったんで、これでその結果が8月からの9月の成績と思うんで、ほんと力つけてますけど、まだまだ個々の選手は若いし伸びる要素は充分と思うんで、また来年から楽しみですね、はい。

そんな中、今シーズン監督がずっとアレという言葉で言い続けてきたことがついに今日実現しましたが、監督まだあのお言葉を聞いていない、そしてファンの皆さんも聞きたいと思っている方たくさんいらっしゃると思いますが。

(岡田)まさかここまですごい人気じゃないけど、みんなに浸透したとすると思わなかったんで、一応今日でアレは一応封印してみんなで優勝を分かち合いたいと思います。

その優勝を達成しました選手スタッフ関係者の皆さんには今どんな言葉を改めてかけたいですか?

(岡田)ちょうど去年の9月だったんですけど監督要請受けたのは、この9月で1年なんですけど、まさかこんなに早く18年も優勝から遠ざかっているチームを今この日を迎えるとは僕も思ってなかったんで。これはフロント含めてみんなの力が結集した結果だと思うんで、ずっと強いタイガースを毎年作ってまた喜びを皆さんと一緒に分かち合えたらこれからも最高と思いますね。

では監督、次最後の質問になりますが、次の戦い日本一に向けてという所、もちろんクライマックスシリーズもありますが、ポストシーズンに向けての思いを最後お願いします。

(岡田)アレは達成しましたけど、次のステージですね、クライマックスもありますけどそこも乗り切って最後は日本シリーズというので、当然みんな分かってると思うんですけど、とにかく1位で来て通過したというのは負けられないと思うし、日本で1番最後まで試合できるようにアレを決めたんは優勝までだったんで、日本一は決めてないんですよ、言葉を。だからもし何かいい言葉があったらまた教えてほしいと思いますね。

ありがとうございました。では最後にタイガースファンに向けてのメッセージというのもお願いします。

(岡田)まだ通過点ですけど今まで開幕からたくさんの今年はすごい人が甲子園球場に足を運んでくれたみたいなんで、ほんとありがとうございました。まだ次のステージもありますから、こんだけいっぱい入るとこれ以上入れないんでね、球場もね。これはしょうがないですけど、まぁ阪神ファンの人日本全国たくさんいると思うんで、テレビとかラジオとかそこでも応援してもらって、僕らはその応援に応えることしかないんで、最後までがんばりますのでまた引き続き応援よろしくお願いします。

ありがとうございました。優勝監督インタビュー岡田彰布監督でした。

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